しが国語教室

科学に裏打ちされた、国語の勉強法

どうしてサボっちゃうの? その5

今回は小学校高学年以上向けです。 まず目標を立てます。 志望校合格という目標であれば、なぜ志望校に合格したいのかという、目標の意味や重要性を考えることで、サボりたいとかゲームをしたい、遊びたいとかいう誘惑に勝ちやすくなります。これを「目標意…

どうしてサボっちゃうの? その6

「誘惑」(遊び等)に負けずに「目標」(勉強等)にとりくむための方法、その6は、「誘惑について考えない」です。この方法は、どのような目標であっても効果があります(※1)。 当たり前ですが、ゲームが好きなら、ゲームのことを考えると、ゲームがした…

学習の個性化 MIとは?

英才教育と呼ばれたりする早期の幼児教育には、別に述べた(※1)ように無理や無駄がつきまといます。 しかし、子どものレベルに応じて早く学習を始めたり進度を速くしたりする方が適切な場合もあります(※2)。 では、その「適切な場合」をどのようにして…

どうしてサボっちゃうの? その4

孟母三遷という言葉を学校で聞かされた覚えがあります。孟子が子どものころ、家が墓場のそばにあったので、孟子は葬式のまねばかりしていた。商店のそばに引っ越すと今度は商売のまねばかりして遊ぶ。そこで母親は、学校のそばに引っ越した。すると、孟子は…

色々やってみるのが脳の発達によいって本当?

知能には多数の要素があるので、まんべんなく刺激する(色々やってみる)ことによって開発できる」と言われると、つい納得してしまいがちですが、これは「神話」にすぎません。 知能を扱う精神測定学では、知能の構造(しくみ・成り立ち)について、まだ多数…

親の関わり

「才能の見分け方(※1)」で、親の判断が結構信頼できると書きました。 その他、親の子どもに対する関わりで、大切だとわかっていることは、「人的資源」、「物的資源」、「相互交渉」などの環境が整えられていることが、早期教育だけでなく、子どもの発達…

どうしてサボっちゃうの? その3

その3は、「目標実行方略」です。 勉強しない子に対して、昔から「とにかくまず机に座らせなさい」とよく言われます。 これもこの方略の一つで、とにかく目標に向けて行動を始めるなど、行動面で目標に接近する(勉強で言えば、四の五の言わずにとにかく勉…