その1は、「誘惑に対して物理的な距離を取る方略」(2021-11-18)でした。
その2は、「気分転換方略」です。
音楽を聴く、散歩をするなど、他のことをしてから勉強に取り組むと効果があります。
ありふれた方法ですが、どのような種類の勉強をする時にも効果がある(※1)ので、おすすめです。
私のところに来て勉強に気乗りがしなかったり集中できなかったりする子どもに対しては、最初にいっしょに「お散歩」してから教えると結構集中してやっています。
自分が仕事をするときも、なかなかやる気が出ないときは、自転車で10分から20分程度その辺を走ると、案外仕事に取りかかれます。
適度な気晴らしは、ストレスや不快感情を減らすので、目標優先行動(この場合は勉強や仕事)につながります(※2)。
ただし、勉強をしたくないからゲームをするといった、「目標の追求を回避しようとする」、「逃げ」の気晴らしは、逆効果になる可能性があるので、注意して下さい。
※1 湯, 外山, 三和, 長峰, 海沼, 相川,2021
※2 村山,及川,2005