「早期教育の効果には、心理学や脳科学の根拠がある」とか、「大脳の各領域の異なる働きが解明されている」などという宣伝もあります。 もちろん、例えば「楽しい時には脳のこの辺りが活発になっている」というように、ある気持ちになった時に脳のどの領域が…
その1は、「誘惑に対して物理的な距離を取る方略」(2021-11-18)でした。 その2は、「気分転換方略」です。 音楽を聴く、散歩をするなど、他のことをしてから勉強に取り組むと効果があります。 ありふれた方法ですが、どのような種類の勉強をする時にも効果…
「子どもはいろいろな刺激を求めているので、何でもいくらでも吸収する。だから、早い時期にたくさん習い事をするのが有益」などと言われることがあります。 しかし、これは「神話」にすぎません。 まず、乳児ですが、確かに生後すぐから周りの物や人に刺激…
勉強せずについ遊んでしまう。そうならないためにはどうすればよいか。 2021年の心理学研究結果を参考にしながら、「誘惑」(遊び等)に負けずに「目標」(勉強等)にとりくむための方法をいくつか紹介します。個人差もありますので、本人に合っていそうな方…
幼児教室の宣伝文句には、「心理学や脳科学によれば、学習は早く始めるほどよい。脳の柔らかいうちに経験しないと、後では取り返しが付かない」などというのがあります。 これは本当でしょうか? 端的に言ってウソです。 その時期を過ぎれば取り返しがつかな…
「『それ』は何を指していますか?」という問題がよくありますが、子どもは結構苦手です。なんとなくこういうことだとはわかっていても、うまく名詞で答えられないことがしばしばあります。しかし、これは、どちらかというと、問題の方が不適切なのです。 か…
① 「教えてもらうと、できたね」のように、「教え手」(先生、保護者)のせいにする。 ② 「あなたは(元々)よくできるから」のように、「能力」のせいにする。 ③ 「やりやすいから、できるね」のように「課題(問題)」のおかげだとする。 ④ 「ラッキー!」…